おねツイ見てないの!?見ないとダメだよ!!もったいない!
このへるさんの一言が、今回の旅のきっかけになるとは、この時は思いもしませんでした。
おねツイとは【おねがい☆ツインズ】の略称。おねがい☆ティーチャー、おねがい☆ツインズと続く、通称おねがいシリーズ。今から13年前、地上波ではなくwowwowで放送されたアニメ作品。このおねツイを見ないと何故もったいないかという理由は、私のオタ人生の始まりと関係があるのです。
今から十数年前、中学生だったぼん少年は、思いきり思春期真っ最中で黒歴史大量生産に大忙し。まぁなんやかんややらかしつつ学生時代を過ごしていました。小さな頃からアニメと漫画とゲームが大好きだったこの少年の元に、中学進学のお祝いにMDコンポ(浜崎あゆみがCMをしていた5枚一気にMD録音出来るやつ)が送られてきたのが運のつき。感の良い人なら分かると思いますが、音楽にハマったのでは無いんです。そう、ラジオ放送に、文化放送にハマったんです。
今ではもう忘却の彼方へ消え去ってしまいましたが、古本新乃輔のチャパラスカウーに電話出演したりラジオビッグバンで下ネタにゲラゲラしたりこむちゃやらめぐさんやほっちゃんのラジオやら繰り返されるスジャータのCMなんかを聞くのが楽しみだったみたいです。
ある日のこむちゃかな?もうあまり覚えていませんが、深夜の真っ暗な自室に響き渡ったのがKOTOKOの【シューティングスター】この曲に一目惚れならぬ一聴き惚れ。なんだこの歌にょわーー!??と急いでMDに録音。ラジオCMでこの曲と共にみずほ先生が喋るのを今でもうっすら覚えています。そんな事をしていたら気付いたらオタク。当時のオタクというのはまぁ簡単に言えばいじめの対象=暗い奴=オタバレは死。みたいなもんで、田舎の中学生は毎週末のラジオと月一の月刊エースで堪え忍んでいたわけです。
余計な話も出ましたが、以上が私とおねがいシリーズとの出会い。私をオタクの道に引きずり込んだのが、おねがい☆ティーチャーだということなのです。因みに、きちんとアニメを見たのは大学生になってからなので、昔からのファンの皆様には怒られそう。けれども、私の心の中にはいつでもおねがい☆ティーチャーがあり続けていたのです。
と言う話をなんのきっかけかは忘れましたがへるさんに話をしたら、おねツイも見なさい。早く見なさい。という教えをいただき、皆がAACRに行っている最中にやっと視聴。何で長野じゃなくて千葉にいるの俺?バカなの?という発狂事案が発生。Twitterに続々とアップされる長野の画像に心を殺されるという、金田一も真っ青の完全犯罪が成立していました。
更に木崎湖は【ロングライダース】(同人誌の方)の方々にもお馴染みの土地であり、ここを目指すライド記事がいくつも掲載されているのを読んで、より一層ロードバイクで木崎湖に行きたい!!という憧れを持ったというのも、今回の大ダメージの要因になっていました。
そんなグズグズに腐った死体になった私に手を差し伸べてくれたのがへるはん法師様。放送当時から木崎湖に夢中。意味なく車で乗り付けては、車中泊をしたり住民票は長野に移し済み(精神的に)全セリフ暗記済みというお釈迦様もドン引き天竺に何回来るの君?という熱狂ぶり。
木崎湖ハンモックしに行こう。車で。
ロングライダース!!!(血の涙)
すったもんだの末今回はハイソな旅というのを目標に新幹線で長野へ向かう事にしました。初の新幹線輪行+お盆+座席あるの?+ホテル大丈夫?+民宿は無理+2人は湖畔で野宿して、1人で松本でホテル泊まるから+ギリギリホテルと新幹線確保出来た+でも俺の地元にみどりの窓口なんてないです。という中々の崖っぷち感でしたが何とかなりました。かがやき501号で長野へ向かいます。
牛肉ど真ん中が売ってない
牛肉ど真ん中は本当に存在するんですか?
問い合わせしたら入荷は8時過ぎみたいです諦めてください
大宮6:42初のかがやき501号では長野まで丁度1時間。私が地元線始発で東飯能に着くのより早いです。2時間半輪行はふつう。と距離感覚と体感時間の麻痺に慣れていた自分ですが、流石にこれには泣きたくなりました。
初めての新幹線輪行、中学時代の修学旅行振りの新幹線でしたが、何のトラブルも無く長野駅へ到着。輪行したロードバイクを置くスペースを心配していましたが、流石新幹線余裕のよっちゃん。着替えなどの荷物はリュックに詰めて前持ってホテルに発送。いつもの輪行と変わらずロードを置いたら、自分の膝の上にサコッシュを置いて座っているだけ。
景色を見ずにずっと馬鹿話をしていたせいか、長野駅ホームに降りた第一の感想は全然長野感がない!でした。