こんな近場にダムあんてあるわけがー、と思いながらも、茨城 ダム とググる。表示されるのは片道200kmは離れたダムばかり。と思いきや案外近場に1つ発見。しかも何?平地?CR沿い?そこからはもう調べるのに夢中。
てっぺい氏は石川県の住人。先日彼がホイールを新調し、ヒルクライム+ダムに挑戦してきたというのも聞いていたのでマウスを動かす手は止まりません。
ダム(英: Dam)、堰堤(えんてい)は、治水、利水、治山、砂防、廃棄物処分などを目的として、川や谷を横断もしくは窪地を包囲するなどして作られる土木構造物。一般にコンクリートや土砂、岩石などによって築く人工物を指すが、ダムを造る動物としてビーバーがおり、また土砂崩れや地すべりによって川がせき止められることで形成される天然ダムと呼ばれるものもある。また、ダムは地上にあるものばかりでなく、地下水脈をせき止める地下ダムというものもある。このほか、貯留、貯蓄を暗示する概念的に用いられることがあり、森林の保水力を指す緑のダムという言葉がある。
堰(せき、い、いせき)ともいうが、この場合は取水や水位の調節などが目的で、砂防目的のものは含まない。
Wikipediaより抜粋
この通りダムというのは基本山奥にあるもの。ダムへ行く為には登らなければならない=ヒルクライム。自動的にパックになり ます。通常ならお得な筈のパック料金ですが、これに至っては全くの逆。パックになった途端に跳ね上がる斜度と標高。景色が綺麗+達成感+飯も上手いの三拍 子という情報で溢れている。これがぼったくりヒルクライムです。
キャッチの言葉に乗せられて入店してみると会計を待たずして即ぼったくられる。あぁこんな 筈では無かったと思うも時既に遅し。ぱふぱふの言葉に釣られてしまう勇者と同じです。しかしこれ、代価を支払えば手に入れられる物があります。ちくしょう持っていかれた!!と削られた脚を抱えて叫んだ後に手にしているもの、そう
○○ダムまで登ったぜ!という決定的な証を手に入れることの出来るダムカード!ヒルクライムの達成感+カードのコレクション。この最強の組み合わせ。恐ろしい中毒性を持つヒルクライムに収集癖まで追加されてしまったらもう想像も出来ない世界へ旅立ってしまうことでしょう。幼き日々にカードゲームにハマッた男子には堪りません。
「絶景を味わう為に登るんじゃない、ダムカードを手に入れるために登るんだ!」
ロングライド後のアイスを楽しみに走るのと同じです。ただ、ベクトルは同じでも難易度は跳ね上がります。美味しい物を食べる為に走っているんだ☆という常人にギリギリ理解(普通にドン引きされている)されるレベルからも明らかに離れます。
ダムカードを手に入れる為だけに登る。これを聞いた人は、もはや何がどうなってそうなってしまったのか・この人間は何を言っているんだ?大丈夫なのか?と心の中で心配する事でしょう。同じローディーなら理解してくれる、とも限りません。事実、先日ヒルクライム童貞を捨てたばかりの私には明らかにハードルが高い。ちょっくらダムまで登ってっくるッショ!!とはいかず、簡単に真似が出来ません。しかし一粒で二度美味しい精神があるのは分かります。
ヒルクラ初心者からしたらダムカードを持っている人は勇者。枚数に応じて、クラスのリーダー、村の人気者、町の英雄、ヒーロー、救世主、○トの勇者、と勇者ランクが上がっていきます。
ダ ム じ ゃ ね え !!
調べた結果、貯水池や水門でもダムカードを配布している場所もあるとの事。もはやダムなのかどうか分からないですが、ヒルクライムをしなくてもダムカードが手に入る!?しかもほぼド平坦!なんてお得な!これが本当のパック料金!ダムカード入門にしてはここはとても良いのではないか!?テンションはグングンと上がり即決定。てっぺい氏の一言でこの有様。
ルートはこちら。利根川CRをひたすらに真っ直ぐ。往復180km。実は初挑戦の距離です。今までの最高記録が筑波山往復の120km強。楽にダムカードを手に入れる、なんて感じでいましたが平地とはいえ舐めていてはいけません。
6時に出発。まずはいつもの利根運河から利根川CRに出ます。千葉川右岸をひたすら真っ直ぐに進み、佐原市の道の駅さわらで朝飯+休憩をと考えていたので開店時間に合わせて走ります。
距離が距離なので、脚は復路に残しておくために心拍計とにらめっこ!ではなく、走り始めで朝の陽気を楽しみながらゆっくり進みます。気温も朝方は高くないので徐々に身体を起こす感じで。
久々にゆっくりと走ったので思い出しましたがここ流山市はアニメ「ろこどる!」の舞台になった場所で、利根運河や江戸川CR沿い、流山おおたかの森には作品内で使われた風景が何箇所かあります。聖地巡礼ライドをしてみると楽しいかもしれません。
聖地巡礼ライドは「らき☆すた」の鷲宮神社に交通安全のお守りを去年買いに行ったくらいしかしていないので、その内近場の聖地巡りはしたいですね。
利根運河終点の水門横から利根川CRに入ります。伸びきった菜の花の草?が伸びまくり視界が悪いです。+虫地獄。4km程続くこの道は始まりから終わりまで、ガンガン顔にぶつかって来ます。虫が大の苦手な私、はやく除草作業してくれないと通れないです。
いつもの新利根大橋の下まで来ました。ここを右に曲がると布施弁天横の激坂を登り手賀沼CRへと続くルートに。しかし今日はひたすらに利根川CRの日。このまま土手上に進みます。
が!CRが舗装されてない!砂利道!というか石道!少し先に進めば舗装されているのか?と思い進みますが、一部が舗装されているだけで延々と進む砂利道・・・仕方なく土手下に下りて引き返します。ここで2km程ロス。パンクを恐れてのろのろと進んできたので距離よりも時間を取られてしまいました。しかしまだ7時過ぎ。時間はまだある。
右岸で行くことを諦めて左岸に出ることにしました。新大利根橋を渡り茨城側に。取手ですね。橋を渡った先に確か旨いラーメン屋があったのを思い出しますが10年も昔の事なので現在も営業しているのかはわかりません。何よりこの時間、店も開いてませんし腹もまだまだ空いていません。また今度きちんと調べて出直そうと考えペダルを廻します。
こちら側の利根川CRを走るのは実は初。道も悪いし人も居ない、なんて聞いていましたが道幅も広くきちんと舗装してありました。日曜日というのに人気はまったくありませんでしたが。集団走行の練習や高速巡航の練習ならここらへんが最適なんじゃないか?と思いながら先に進むと人が居ない訳が分かりました。
またダートだよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
道が続いていません。仕方なく下道に下りて土手沿いに進むもゴルフ場に変わっていきます。CRの気配が消えてので仕方なく千葉側に戻ります。が千葉側にもゴルフ場・・・下道沿いに進んでやっと利根川CRに入ることが出来ました。
(上の画像は別日のもの)
やっとこ利根川CRに入るもここで気力が下がり始めますwしかもこの日は北西からの風が8m/s往路は良いですが復路はもろ向かい風で地獄。帰りの事も考え始めてしまったのでテンションは上がらず。無駄に脚を温存しまくりの追い風で勝手に進むので心拍もまだ全然上がっていません。
誰ともすれ違いません。このままあと3時間程直進するだけなのか・・・と考えた所で心が折れましたwwwあれだけ平地が好きな私が平地で心を折るとはwww色々私生活の問題やこの日のルートハプニングやら風やらが重なり気力が削れてしまったんだと思います。
とりあえず引き返すのも何だからと手賀沼に向かう事に。以前江戸川CR強襲ライドでご一緒したマユさんが、ショップで改善されたビンディングシューズの練習に向かうとの事なので合流しようと。とりあえずLINEで連絡を取り、手賀沼に集合という事に。
しかしまだ9時前。まだ早いか?と思い、「引き返すにしてもまだ全然走っていない。どうすっぺかな?」と考えて印旛沼に向かう事にしました。ここでもダムカードが貰えるという事は事前にチェック済み。しかも西と北でそれぞれ一枚ずつ、合計二枚も!次回のダムカード巡りの時に、と考えていたのですがまさかの強行ライド。
事前にルートも調べていなかったので久々に携帯のマップを使います。マップで見ると利根川からほぼ真南、20km程で着くと予想してCRを後に。印旛沼へと続く川沿いを進みます。ほぼ真っ直ぐ1時間掛からないで到着するな、と思い気分はゆるポタにシフト。気もゆるゆるになっていました。
印旛沼は佐倉市、八千代市、印西市、成田市、栄町にそれぞれ掛かる巨大な掘り込み式貯水池です。北と西にそれぞれ沼があり、自転車専用コースも設置されています。ちなみに水質はかつて全国ワースト1を取っていた事も。
そして千葉県佐倉市は弱虫ペダルの聖地。作品内では金城と福富が一緒になって印旛沼自転車道を走っているシーンがあるらしいです。
とりあえず引き返すのも何だからと手賀沼に向かう事に。以前江戸川CR強襲ライドでご一緒したマユさんが、ショップで改善されたビンディングシューズの練習に向かうとの事なので合流しようと。とりあえずLINEで連絡を取り、手賀沼に集合という事に。
しかしまだ9時前。まだ早いか?と思い、「引き返すにしてもまだ全然走っていない。どうすっぺかな?」と考えて印旛沼に向かう事にしました。ここでもダムカードが貰えるという事は事前にチェック済み。しかも西と北でそれぞれ一枚ずつ、合計二枚も!次回のダムカード巡りの時に、と考えていたのですがまさかの強行ライド。
事前にルートも調べていなかったので久々に携帯のマップを使います。マップで見ると利根川からほぼ真南、20km程で着くと予想してCRを後に。印旛沼へと続く川沿いを進みます。ほぼ真っ直ぐ1時間掛からないで到着するな、と思い気分はゆるポタにシフト。気もゆるゆるになっていました。
印旛沼は佐倉市、八千代市、印西市、成田市、栄町にそれぞれ掛かる巨大な掘り込み式貯水池です。北と西にそれぞれ沼があり、自転車専用コースも設置されています。ちなみに水質はかつて全国ワースト1を取っていた事も。
そして千葉県佐倉市は弱虫ペダルの聖地。作品内では金城と福富が一緒になって印旛沼自転車道を走っているシーンがあるらしいです。
SIRENシリーズに出てきそうな名前、安食のT字路にぶつかります。ここを右折してさらに南に向かいました。が、この選択が大きなミスに。気づくと南西の方向に進んでいました。印材牧の原らへん近くまで進んでいたので慌ててマップを見返します。
北印旛沼と西印旛沼の中間らへんでルートを再確認。北印旛沼に行ってからから西印旛沼進むとまた南下して戻ってくるという二度手間に、利根川CRに戻るのが更に遠くなるので先に西印旛沼へ。印旛日本医大まで進みます。
しかし流石弱虫ペダルの聖地。エゲつない坂道が多いです。市街地でこれです。写真を取れなかったのですが、まるで山にでも入ったのではないか?と思えるほど緑の濃い坂道も。
段々と増えていく走行距離。思いがけない坂道に徐々に脚が削られていきます。今日は平地ライドだった筈なのに・・・
なんとか西印旛沼自転車道に到着。道幅もそんなに広くなく、結構な数の人が入り乱れているのでゆっくりと進みます。
有名な風車の前で記念撮影。無事に一枚目のダムカードもGET!佐倉ふるさと広場にある佐蘭花さんで貰えます.。゚+.(・∀・)゚+.゚自転車ラックも設置してありベンチも数があるのでゆっくりと休憩できます。
が、ここまでで70km、時間は10時少し前。ここからもう一枚のダムカードが貰える北印旛沼まで向かわなければなりません。補給食の羊羹を食べてトイレを済ませます。自転車道を進めば北印旛沼へと続くという確証も無かったので来た道を引き返します。
印旛日本医大の前まで戻り464号を道なりに進みます。路面の状態がどんどん悪くなるに連れて増える大型トラック。それに加えて更に強くなる風。流石に行くのを止めようかとも思いましたが、ここまで来て引き返し方が勿体無いと思い先に進みます。
なんとか北印旛沼にあるレストラン水産センターでもう一枚のダムカードもゲット!11時前だったのでレストランでは無く、漁協組合の方でカードを頂きました。
ここでやっと復路に入ります。帰りもマップとにらめっこ。とりあえずミスコースをしてしまった安食まで行って利根川CRに戻ることに。12号線を使えば戻れるらしいのでひたすらに進みます。風のおかげでがっつり脚を削られて写真を撮る気力もありませんでした。そしてこの12号。交通量少なく道も悪くないのですが周りが田んぼと農家だけ。何かしらトラブルがあったら死ぬ、と感じました。ぼっちライドでここまで心が削られるのは初めてですwww
「うおー!生きて戻って来れたーー!!」と思わず声に出してしまいました。というか正解のルートは12号で北印旛沼へ、だったんですね。ここで間違えなければもっと楽に走れたのに・・・とも思いましたが終わり良ければ全て良しです。手賀沼へ行く為に急いで利根川CRに戻ります。
利根川CRでもろに向かい風にボコボコにされながらもなんとか手賀沼へと続く手賀川にたどり着きます。初めて通りましたが特に何がある訳でも無く。釣り人が沢山居ました。手賀沼から来たのか結構な数の白鳥さんもぶらぶらと漂っております。
なんとか手賀沼に到着。マユさんと合流してささっとコメダ珈琲に向かいますwこの時点で129km。補給も印旛沼での一回のみだったのでハンガーノックで手足の震えが止まりません。マユさんに引いていってもらいます。流石我が妹アルテンソー、速い!途中の激坂で千切られますwww
という事でコメダと言えばシロノワール!あまーい!んまーい!つめたーい!!疲れた身体に染み渡るー!!!これからの時期は手賀沼に行ったら確実にコメダに行くことを決意。
(二枚のカードを繋げると印旛沼の形に!)
軽い気持ちで印旛沼へルート変更をしましたが中々の強敵でした。しかしダムカードライド、楽しいです!これからもどんどん集めたいですね!しかし登りはまだちと勘弁ですがw今回は心が折れた場面が何度もあったので早々に輪行袋も購入したいと思います。何か合ってからでは遅いですし、やはり新規ルートでの保険は必要かと!初ヒルクライムも経験したし、当分は平地でまったりだな。なんて思っていたのにこれです。つくづくロードバイクの可能性を知りました。何をするのしてもこいつと一緒ならどこまでも行ける!!お前は俺の翼!歌舞伎役者の息子でも某財団の息子でもない私が言っても応えてはくれませんが。
利根川河口堰へのリベンジはいつか必ず!
(本日の走行距離)
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