肌を焼く日差しとコンクリートから立ち上ってくる強烈な暑さが落ち着いて来た9月ですが、代わりに南の海からやってきたのが台風。この時期になると毎年毎年日本を目指して頑張って進んできていますがこちらは、そんなに頑張らなくていいよ、出来れば来てほしくはありません。毎日の通勤通学のダイヤが乱れて混乱するからというよりは、 週末にロードバイクに乗れない事の方が一大事な我々です。

 台風シーズンなんてのはすっ飛ばして、早く紅葉シーズンが来て欲しいと思うのがローディーというものじゃないでしょうか。しかし四季の国日本、季節の変わり目を楽しむというのも、日本人の美徳の1つでもあると思います。


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 と言ってもこう何週にも渡って雨が続くと、うんざりするというのも事実。更に台風は、各地の峠や林道に深い爪痕を重ねて残して行きました。

 ネット上に溢れる通行止めの情報。こりゃあ復旧まで時間がかかるかなぁ。何処に走りに行けばいいのやら。と思っていたらトミィさんから平坦とアップダウンが組み合わさった三浦半島グルメライドのお誘い。

 メンバーはトミィさん、へるさん、へまさん、mkさん、まさきさん、私の6人。久々の晴れ間に恵まれた土曜日、初の三浦半島へ。

 千葉からの輪行ルートは柏→上野→藤沢へ。常磐線で上野へ出て上野東京ラインへ乗り換えて藤沢まで、というまさかの乗り換えが1回で済むアクセスの良さに驚き。少し混みますが、後部車両ならロードは充分置ける混み具合でした。


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 今回の起点の藤沢駅は今回の終点でもあります。三浦半島を一周して戻ってくるユルポタ。というトミィさんの言葉を信じて、コインロッカーに輪行袋とサコッシュはIN。しかしへるさんは頑なに輪行袋をしまうのを拒否!

icon4099180455555141070hhound3_bigger俺は持っていくよ!



そんな警戒しなくてもwとこの時点では考えていました。


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 コンビニでモーニングにゃんこのお出迎えを受けご機嫌で補給を済ませて藤沢市街を離脱。鎌倉の大仏前を通り、途中合流のまさきさんを逗子駅までお出迎えに行きます。

 流石観光地。朝早い時間帯でも鎌倉付近は渋滞。道も狭くまともに進めません。やはり山とは違います。というより、これぐらいの交通量は普通。山に行き過ぎて一般道耐性が0にまで落ち込んでいる、という事実に気付きました。


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 全メンバーが揃い、いよいよ本格的に三浦半島ライドのスタート。海岸線沿いの景色を楽しみながらグルッと回り、海の幸を堪能し、夕日が水平線に沈むのを楽しむ!というイメージでいましたが、そんなものはいきなり崩壊しました。

kFamQmo__biggerブログネタに最適でしょ??



3487fc7fb8e61847844efa345cfea8fe_biggerいやぁトミィさん、分かってらっしゃる。ネタには最適です。ネタには!!僕登れませんけどね!!

 わずか数百メートルの坂道ですが、スタートからクライマックス。見えている部分だけでもかなり凶悪な斜度だというのが分かります。右に曲がった所から更に斜度は上がり、路面も荒れてくるという二段構え。数え切れない激坂スキーの挑戦者を葬ってきたここは、通称:葉山教会の激坂。挑む人が後を絶たず、いつのまにかゴールにある教会では、 登頂記念(自己申告制)の賞状が貰えるというまさかのアドベンチャースポットに なっているそうです。ローディーも受け入れる神様の心は広いっすなぁ。

 私も一応挑戦してみましたが勿論足付き。どうにかなるかな?という考えは、右の折り返しを終えてからの道を見てポッキリと折れ、潔く撮影班に回りました。


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 私が足を着いた地点をスルスルと登っていくへまさん。これは思った以上に辛いねー。なんて言いながらも、その声は落ち着いています。


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 ここから道が悪いよー!その言葉を最後にへまさんの姿は見えなくなり、そのまま頂上の教会へゴール。スラァっとした手足の長さ、無駄の肉のない体、ウェアを着こなすそのスタイル、私の憧れです。


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 続いてへるさんの挑戦。へるさんも私が足付きをした地点を難なく通過。予想を超える酷さだねこれwと言いながらも、へまさんと同じように登っていくへるさん。やはりいつもは本気を出して無いだけだわ!!この続きは、へるさんのブログで!!


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 久々の激坂と重たい身体に悲鳴を上げましたが、下りからの景色で海が見える街に感動。激坂は出来れば登りたくないですが、ご褒美景色があるなら話は別です。ならその景色を見るためにダイエットを頑張るのか?というのもまた別の話になります。


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 平坦基調のアップダウンという言葉と、トミィさんの放つ優しいオーラに騙されながら湘南国際村のヒルクライムも終了。あるぇ?なんか疲れがハンパじゃないんじゃない?と思いながらガーミンを見るとまだ30㎞前後。

3487fc7fb8e61847844efa345cfea8fe_bigger本日の行程の1/4程度しか進んでいないのにこの疲労度はおかしい。

 久々にロードに乗ったというのと、思いの外晴れ間に見舞われたというWパンチが効いたのでしょう、時間はそろそろ昼ですが、お腹が減る気配が皆無。食べる事には自信があるピザ体型の私でも、明らかに胃が受け付けていないのが分かります。暑さの為にドリンクをがぶ飲みしたのもイケないのかもしれません。


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 そんな中第一エイドである中井パン屋さんに到着。それまで何も食べる気がしなかったのですが、途中から香ってきた甘い小麦の匂いに、パン1つ位なら胃に入るかな?位には食欲が復活。

何よりここは変り種のパンを置いている有名なパン屋さん。ここまで来て何も食べないのも勿体無いですし、補給はそろそろ取らないといけません。


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 このお店オリジナルの変り種というのは、パンの間にポテトチップスとキャベツを挟んだポテチパン。名前と見た目がここまでストレートに一致しているジャンク感が最高です。

 しかし食欲が復活したと言っても流石に油物は入りそうにありません。なので好物の干しぶどうパンを頂きました。砂糖とパンとぶどうの甘みが一体になって疲れが吹っ飛ぶ美味しさ。ここからまた走る元気が湧いてきました。


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 登りばかりでは無く勿論平坦区間もきちんとあります。海岸線沿いの幹線道路は舗装も綺麗ですし、交通量は多いと言っても二車線なので走りやすいです。何より走りながら海が見えるというのは気分を盛り上げてくれます。


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 気付けばペリー来航で有名な浦賀の駅前まで来ていました。ささやかなペリーアピールが可愛く、思わずクスッと笑いました。


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 港町に響くお囃子の音。そう言えばこの日の三浦半島は各地でお祭りの準備や子供山車を多く見かけました。私の地域では8月にお祭りが終わってしまうので、この風景は珍しく映り、夏を終わらせない為のお祭りなのかなぁ?と少々ノスタルジックなものを感じました。


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 浦賀ドックや停泊中の帆船、坂道の横にある巨大な火力発電所。平地→アップダウン→平地→アップダウン→アップダウン→アップダウン→砂浜→解体している海の家→平地→そこ右曲がって→坂道→誰かの家の横の小道→


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3487fc7fb8e61847844efa345cfea8fe_bigger天空じゃねぇかwww





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 市街地を抜けてやっと海岸線を走り始めたと思いきやまさかの農道。聞けば今日の残りの道はほぼこの様な道のようです。先程まで海抜3mという標識を見ながら海と平行に走っていた筈なのに、気付けば海は眼下に、青く広がる空は近くなっていました。

 私は裏尾根幹には行ったことがありませんが、雰囲気が裏尾根幹に似てる。ここそっくりそのまま上位互換だね。と へるさんとへまさんが教えてくれました。


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 千葉や茨城の田んぼ横の農道は飽きる程走った事がありますが、それらとは比べ物になりません。こういった道を走るのは初めてなのですが、なんとも、言表しづらい雰囲気がとても良いです。

 ひたすらに真っ直ぐ伸びる川沿いのサイクリングロードや、山奥へのヒルクライムコースとも違う、世間のズレの中にある空間のような。いつもの世界が表なら、ここは裏。あぁ、だから裏尾根幹なのか、と納得。

 ズレている筈なのにそこは心地よく、同時に懐かしさを感じる。よく、日本人の心の奥にある原風景は田舎道である、と聞きますが、正にそれ。私の中では平地、ヒルクライム、に続く第3のロードバイクで走りたいスポットになりました。


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 ここが海の横だという事を忘れる景色。農道から農道へと渡り走っていきます。


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 忘れた頃にふと見える海。1つ道を挟んだ向こう側に、きちんとそれはあります。


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 宮川港のまるよし食堂さんでお昼を頂きます。この海かけ丼がとっても美味しい!するするするー!っとお腹に入って行きました。丼いっぱい食べたい!


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 加山へるはうんど雄三と黄昏の美女まさきさん。火曜サスペンス劇場かな?海風が運んでくる潮の匂いを嗅ぐと、黙って遠くを見つめてしまうが昔からの癖です。


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 海沿いからまた農道へ。遠くに見える水平線と浮かぶ雲のコントラストに目を奪われます。



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 陽が暮れるのがもう早くなってきました。気温の下がりはまだそこまでありませんが、確実に秋が近づいているのを感じます。一日中外を走り回っているローディーは、変化のアンテナが敏感になっている生き物なんじゃないかな?と最近思います。本当にもう夏が終わるんですねぇ。


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 この日最後の登りを終えた頃、丁度太陽が海に沈み始めました。


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 水平線に太陽が沈んでいきます。夏の夕暮れは太陽が真っ赤になっていて、四季の中で1番好きです。

 海岸線をぐるっと一周三浦半島ライド!が表だとしたら、今回のライドは正に三裏半島ライド。初の三浦半島がこんなに楽しいライドになるなんて、ルートを引いてくださったトミィさんにひたすら感謝。冬場も走れるそうなので、各地の峠が凍結したら、代わりにこっちにまた来て冬の三浦半島も楽しみたいものです。


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 最後にマーロウの美味しいプリンを食べてお疲れ様!ご褒美の甘い物で甘やかしタイム。ここから残り30㎞をナイトライドをして藤沢駅まで戻って解散になります。


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icon4099180455555141070hhound3_biggerじゃぁ俺たちは逗子駅から輪行で帰るから、トミィさんとぼんさん輪行袋コインロッカーでしょ?2人共頑張って

3487fc7fb8e61847844efa345cfea8fe_biggerあぁぁぁぁぁこの為か!この為のコインロッカー拒否!!!裏切りやがったなぁぁぁぁぁぁ!!!