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 一先ず年末の大落車から月日が経ち、少し落ち着いた昼前。僕の体が一生懸命骨を繋ごうと細胞が動いるのとは逆に、僕は体を動かさないよう必死だった。けれども動けない時に限って動きたくなる欲ってのが沸いてきて、どうしようも我慢が辛い日々。地球も動いて気づけば日が沈むのもすっかり遅くなっている。

 こんな自転車日和に乗れないだなんてー!というフラストレーションを溜めに溜め、先日ようやく リハビリ開始。きっと山にいきなり行っても以前に増して上れないだろうし、落車の影響で神経質な場面のあるライドはまだ遠慮したい。

 という事はそう江戸川CRだ。僕にとってのホームグラウンド。自転車に跨って市街地を少し越えれば、直線距離40km以上も続く`整備された路面`という最高のロードバイク環境が出迎えてくれる。



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 バイクラックが配備されている綺麗なトイレや、自販機の置いてある休憩所。私鉄になってしまうけれど、トラブル時にエスケープがしやすい交通網。中々至れり尽くせりなロードバイク環境が各地に点在している。地元ユーザーからしたらあまり利用しないんだけれど、もっと良い環境にしよー!って動いてくれる人の意思が走っていると見える気がして、なんだかそのありがたい。

 もし輪行で都内から来るのだとしたら、葛西臨海公園駅や篠崎駅をスタートすれば、下流域の葛西臨海公園・東京ディズニーランド・柴又の寅さん記念館が楽しめる。上流域を楽しみたいなら武蔵野線の三郷駅をスタートにすれば目の前が江戸川CR。そのまま終点の関宿城まで行きやすい。そのまま利根川CRへと入って渡良瀬遊水地へ行けば、100km超えのライドが出来る。
 


 江戸川のPRはまあこれ位にして話を戻す。リハビリの話。あまりにも江戸川CRが近すぎて、いつもならすーっと40km程流して帰宅しちゃう(下流に行っても上流に行っても 丁度折り返しポイントが20kmなので)んだけれど、それじゃあリハビリにならないよな~と考えながら道の駅さかいに寄ってみた。

 こんなに必要か?という位のバイクラックと綺麗なトイレが特徴の場所。隣接するサイクリスト歓迎の少し割高なカフェと、安い定食が食べられる道の駅の食堂が、互いにしのぎを削っている中で路面販売のドーナツが静かに間に。かどうかは僕の勝手な創造。流石にこの距離でご飯を食べるのも~。家に帰ればお金かからないし、このまま折り返すかな。いやしかし~、と考えながらとりあえず道の駅に入る。

 何かお饅頭でもないかな?と見ると、お土産コーナーの中に突然現れた惣菜パンのコーナー。圧倒的違和感のあるレイアウトに思わず二度見。その値段の安さに三度見。こんなん売っているだなんて知らなかったわ~。と一個130円のタマゴサンドをその場で平らげ、100円のスイートポテトはポケットに忍ばす。これを美味しく食べる為にあと30追加だ!これで走る理由は見つかった。久しぶりにそのまま利根川CRへと走り出した。


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 江戸川程ではないけれど、利根川CRだって負けてはいない。千葉の銚子から茨城・群馬・その先まで、僕らサイクリストを繋いでくれる冒険路。雄大な利根川と自然あふれる田園風景、時には遊水地なんかも近くにあったりして、平坦だけれど冒険心をくすぐる楽しい道。田舎だなー。と思える風景は癒しであるけれど、都会を走るライダーからしたら‘なにかしらのトラブルにあったら?‘と思ってしまうのも事実。そんな時にはマイナスに考えず、いつもより少し多めに荷物をパッキングして走ってみてほしい。きっとマイナスなんかじゃなくなるはずだから。


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 最近の楽しみは寄り道しまくる事。いつならスルーして通り過ぎていた道へ効率なんて考えずにあえて進み、気になった物が見えたなら足を止めて土手を下りる。珍しい幟が風に揺られていたら探してみる。いつもなら2時間で走れる所を4時間かかえて進む。遊びは非効率でなきゃ。



  千葉に山はない。平坦路はつまらない。変わらない景色に価値は無い。なんてのは自分への言い訳だった。


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