昨年のちょうど今頃、江戸川CRを使って渡良瀬遊水地のヨシ焼き後へ、へるさんとゆっけさんも行っていました。確か記事にしたよな〜?とリンクを貼ろうと過去記事を検索するも、記事にしてなかったみたいです僕。
渡良瀬のヨシ焼きというのは年に一度、枯れたヨシズを焼くことです。昭和30年ごろから行われている文化で、灰による害虫駆除や焼け跡に新たな生物の土壌を築く為らしいです。
あの広大な土地にある黄金色のヨシズが、昨年観た時は真っ黒な灰になっていた光景に、この世の終わり感を感じたのを覚えています。ならば炎に包まれる模様は凄く格好いいんじゃないか!?と男の子心誘われて、今年は当日に観にいって来ました。
今回のメンバーはでくぼうさんとnoriさん。 朝8時半スタートで1〜2時間程で燃え終わってしまうという情報を仕入れた我々は、朝の6時に江戸川某所で待ち合わせ。その後『そこまでして見たくない。』というのを合言葉に7時に変更。前日の雨もありスタートは遅れる事を予想して出発した。
2時間近くノンストップで渡良瀬遊水地まで。いつも通り、江戸川CR〜利根川CR間は目を見張るものも無く、単調な平坦路が約50km続くだけ。100年経ってもここはきっと変わらないままだろう。
近くにつれて黒煙が上がっているのを観れる。と思っていたがそんな事は無かった。まさか前日の雨が長引いたから中止か?と思ってた矢先に町内アナウンスで1時間時間が押しているのを知る。スタート時間を遅らせたのが生きた。むしろ8時スタートでも良かったか。とこの時は思った。
9時過ぎに道の駅きたかわべにチェックイン。イベントなのに物産コーナーにはそれほど人が居なかったので初めてゆっくり観て回る。まさか金魚やメダカが売ってるとは、改めて見るとかなりキワモノな所でした。
とりあえず小腹を満たそうとおにぎりセットを購入。この値段で併設の食堂から豚汁のサービスが貰えるのはとても嬉しい。
土手上に戻るともくもくと白い煙が上がり始めていました。時間が経つにつれて白から黒へ。視界に入る全て、各地で狼煙のようにもくもくもくもく。というかこんなに広大な土地でこの数、かなりの人員で管理しているんだろうな。と思いきや一箇所に3~4人程の作業員さんがいるのみ。規制線も無くかなりギリギリまで近づいて見れそうでした。流石に下まで降りるのは迷惑がかかるな。と思い斜面から撮影。
あっとゆうまに広がる火の手におおー!!とあがる歓声。目の前には火炎放射器で火をつけて回るおじさんと、焼け跡に突っ込んでいく軽トラ。かなりのマッドマックス。非常にロックでした。
あっとゆうまに広がる火の手におおー!!とあがる歓声。目の前には火炎放射器で火をつけて回るおじさんと、焼け跡に突っ込んでいく軽トラ。かなりのマッドマックス。非常にロックでした。
戦後昭和から続くこの文化と火炎放射器のセットにSIRENが思い浮かびました。ここまで凄まじい物を間近で見ることが出来るのも、日本人の特有の意識と日本文化ならではではないでしょうか?外国ではこうはいかないんではないかな。と黒煙を見上げる。
色々と考えは浮かぶけれど、自転車に乗って楽しい仲間とこんなに凄い光景が見れる。改めてロードバイクの楽しさを発見&再確認した一日でした。
しつこいですが絵だけ見るとこの世の終わりが始まったような光景。しばらく見てナウシカのペジテを見たときのアスベルの物まねでもするか。とネタを考えていましたが、風向きが変わり肺が死ぬ前に帰ります。
三県境も初めて見ましたが工事のために看板が全て引き抜かれていたのも、今日のライドは最後までこんなもんなんだろうな。と気分が良くなっていました。