
前日の夜御飯を抜いたおかげでお腹がぐぅ。電子レンジに昨晩のおかずの唐揚げを突っ込み、熱々のそれに食らいつく。これから運動をする人間の摂る食事とは思えない。油云々はおいても、総距離を考えたら十分なカロリー摂取だから、これでいいのだ。

成田安食線、だったような気がする。右手には田んぼ、左手には成田線。ここもなかなか良い道。交通量がそこそこあるけれど、雰囲気は安曇野や白馬の道と似ている気がする。が、やはり高低差が無いのがなんとも。という会話を今日何度もする事になるとは、この時には思いもしなかった。




成田駅まで後4km。待ち合わせの時間には丁度な具合。しかしいつまでも続く田舎道。『本当にこの道で、大都会成田へと出るのか?』と疑問に進んでいたらいきなりの激坂。次元断層で街並みが変わることはわかり切っていただろうに、久しぶりのライドで忘れていた。




え!?ここまで自走!?ここから70kmあるんだぞ?帰りどうすんのよ?
片道1000円浮いた。これが言いたかっただけ。帰りはまぁなんとかなるでしょ。
成田集合で、この千葉のどこに行くんだ?と言うが、そりゃぁ東へ。男は夏が近づいたら東へ行くもんだ。と昔の角川映画で言ってました。


ここだけ見ればもう鬼無里の辺りと大差ないじゃん!?もう長野行かなくてよくね?
やめて。夏の長野行きを取られたら、俺は多分溶けて消える。
生きる為に安上がりに済ませていい物と悪い物がこの世にはある。

唇の日焼けは最早手遅れな火照りですが、顔はそんなに焼けていない。日焼けによる体力のカバーの為とエナジー補給をしましたが、言ってしまうと天気に反して日焼けはそこまででも無かった。








輪行代浮かせたんだろ。帰りの電車賃の足しにしな。
と へるさんがお昼ご飯を奢ってくれた。



海ダーー!!
砂で道が埋まってやがるwww
九十九里浜自転車道なるものは海岸線沿いをずっと走れる道ではないので、この記事を読んだ方は気をつけていただきたい。




その通りで、坂を超えたら成田ニュータウンの街並みが広がってきた。
北西部住みにはあまり縁のない成田。小綺麗なベットタウンが広がっているが、成田線の不便さから田舎という印象。が、駅前に着くとそれは間違いだった事に気づく。



朝食に買ったパンが予想以上に腹に入らない。という女子大生の胃袋を持つへるさんから、焼きそばパンを分けてもらう。ここまで55km。


成田集合で、この千葉のどこに行くんだ?と言うが、そりゃぁ東へ。男は夏が近づいたら東へ行くもんだ。と昔の角川映画で言ってました。

本日のテーマは【いかに長野っぽい一枚を撮るか】である。千葉という事を隠してスピリチュアルな景色を切り取り、そして騙す。ゴールデンウィーク満喫勢に対抗していこうじゃないかというライド。なんだか千葉にクソ失礼な気もしないでもないが、千葉=平地、という既成概念を取っ払い、普段意識していない千葉の魅力を発信していきたい。と中年男性2人のキラキラとした心でシャッターを切る。



生きる為に安上がりに済ませていい物と悪い物がこの世にはある。

夏の補給といえばミネラル麦茶。これ外せません。コンビニによる度にボトル補給は欠かさない。普段はあまり飲まないレッドブル。
唇の日焼けは最早手遅れな火照りですが、顔はそんなに焼けていない。日焼けによる体力のカバーの為とエナジー補給をしましたが、言ってしまうと天気に反して日焼けはそこまででも無かった。


成田からは太平洋を目指し東へ。南西の風のおかげで追い風基調。しかし幹線道路沿いなのであまり気持ちよくは無く写真を撮るチャンスも少なかった。なので途中で作戦会議、北総農道?という走りやすい道を目指していた我々だが、一本内陸側の道へ入り車を回避、74号線を進んでみた。






この決断が大正解。交通量何それ?な田舎道。多少のアップダウンとちらほらとした民家しかない走りやすい道が延々と続きます。拓けた開放感すら無いけれどこれはこれで良い道だ。と我々は知っています。
あまりの気持ちよさに口に出るのは下ネタ。このメンツでナチュラルに出てくるのは下ネタのみ。会話ですら無く、もはやワードを互いに言うだけ。これでコミュニケーションが取れてるんだから不思議だ。
あまりの走りやすさに写真を撮るのをすっかり忘れてたのでへるさんの写真をお借りしてます。時間も予定通り、元々急ぐ理由も無いのでここらで飯にしよう。という事で旭市のビックボーイへ。たらふくサラダとカレーとドリンクバーを流し込み、コーンポタージュを2杯飲んで満足。

と へるさんがお昼ご飯を奢ってくれた。


所々向かい風に負けながら進む事20分。



九十九里浜自転車道なるものは海岸線沿いをずっと走れる道ではないので、この記事を読んだ方は気をつけていただきたい。

田舎なのに、この道しかねぇのか?という位の交通量。横や縦に走る道路が少ないので、みーんな同じ道を使う千葉の道路事情の悪さに気付き始めた昼過ぎ。目的地の屏風ヶ浦までは126号線を使って北東へ進む。
途中の分岐で銚子ドーバーラインのアップダウンへ突入。この日は風が物凄く強く、橋の上ではがっちり体重の僕+12kg overのKONAでも飛ばされそうになってヒヤリとした。せっかくいい感じの名前が付いている道なので、今度は楽しみながら走ってみたい。
途中の分岐で銚子ドーバーラインのアップダウンへ突入。この日は風が物凄く強く、橋の上ではがっちり体重の僕+12kg overのKONAでも飛ばされそうになってヒヤリとした。せっかくいい感じの名前が付いている道なので、今度は楽しみながら走ってみたい。


銚子マリーナからは僕がアテンド。記事にはしていないけれど、屏風ヶ浦へはこれで2度目。流石東洋のドーバーと言われるだけある。波が打ち付けて飛沫が舞う断崖絶壁の不動な姿は、実は今しか見られない。
防波堤の建設で岩肌が削られることは無くなったが、その代わりに植物が根を張り、崖は緑に覆われていくのだそうだ。300万年前の海底地層が地上に現れ、それも次第に見えなくたっていく。
太平洋に沈んでいくオレンジ色の夕陽に染まる断崖絶壁を見ながら、移りゆくであろう景色に思いを馳せると、なんだか言葉も出なくなってしまった。






古い駅舎が味を出している事で有名な銚子電鉄の本銚子駅。フォトジェニックな一枚を撮りたいよね。いつ行こうか?なんて計画が立てられる前に、昨年の夏、まさかの24時間テレビ内の企画でタレントのヒロミが建て替え。愛は地球救ったのか、あなたの目で確かめて見てほしい。
銚子の駅に着いてから帰りの電車調べればいいよね〜。と道中お気楽に話していたが、10分後の電車を逃したら帰宅は21時過ぎ。急いで輪行準備開始。初のディスクロードバイク輪行だったけど、キャリパーブレーキのロードバイクと手順は変わらず。改善点こそあれどマイナスな点はほぼ無いと言っていい。そこは経験を積んで、またの機会で記事にする。
3時間近い輪行の旅。ポケットに突っ込まれていたラムネが美味しかった。