新車を手に入れたから頑張ろう!!とテンションが上がった訳では無く、ただ単に輪行が面倒臭かったのとご飯を美味しく食べたかった。という理由で飯能まで自走をしてみた。
流石に横に恐ろしく長い埼玉の、端から端の入り口(ラストダンジョンの入り口が飯能だと思ってる)まで自走するなんて今までは考えた事も無かったけれど、やってみたら何とかなったのが今回の記事。
丑三つ時から降り始めた雨が残したウェットな路面。新車汚れるぅぅ!!と若干下がったテンション。けれど天気予報は右上がり。まぁそのうち乾くだろうし、飯能に着く頃には最高のライド日和になるだろう。とやけくそに水溜りに突っこむ。
野田橋を渡り県道80号線を直進。地理的にはたぶん松伏。この辺りは一度走ったことがなかったのでかなり新鮮だった。といっても景色はいつもの県境にある埼玉。会社の倉庫や広い田んぼが広がっていた。
田舎特有の癖のある会社を発見。こうゆう変わったオブジェ、創業者の趣味が表に出てる所ってなんだかなぁ。と思ってしまうのは僕が捻くれてるからだろうか。ただ単にそれ関連の会社なのかもしれないけど、なんだがワンマンなイメージをしてしまう。見てる分には楽しいけれどね。
田舎道は長く続くけれど途中で国道16号を走るのは避けられない。いや、避けられるんだけれども、細かい住宅街と点在する小さい用水路をウネウネと進まなくちゃならない。なのでえいや!!と覚悟を決めて16号を進む。
コンクリートがボコボコに捲れていてかなり走りづらい。流石に危ないなー。という区間は歩道を行く。自転車も通行可。とあるけれど明らかに道幅狭い。
越谷辺りを越えたあたりから県道2号に復帰。自転車道が配備されていて天国かと思った。けれどまぁ直ぐに無くなるし、マンホールが端に寄せられていたりしてあまり走りやすいとも言えない。けどあるだけマシ。湿気といつのまにか出ていた日差しで汗で全身から汗が吹き出す。
16号バイパスをなんとか攻略して荒川を越えた。確か以前、立川のCafe蘖まで自走した時は荒川までが物凄く遠かったな。今回は案外簡単だったのかな?なんて思いながら改めて埼玉の広さを感じる。
8時半の集合時間まで残り1時間半。途中、あまりの道の悪さに16号が嫌になってしまいグーグルマップのナビサービスを使い、気付けば川越まで来ていた。
背中から聞こえる、左です。右です。北東に進みます。の声がひとりじゃない〜とDEENの名曲を思い出させる。バッテリーの消費が早いけれど、中々優秀なナビなので重宝している。
飯能の文字が青看板に出てきてやっとホッとした。青看板を見ると水曜どうでしょうの1シーンを思い出すのは俺だけじゃないはず。
安心したのかどっとお腹が空いてきた。国道沿いに何度かゆで太郎を見つけて入るかどうか迷う。実はゆで太郎で食べたことがない。食い道楽コーラさんが定期的に食べている朝食セットがあまりにも美味しそうで、いつか食べたい!!と思っていたのだ。
だがちょうど良いところにゆで太郎は無く、そのうち良い店があるだろう。とそのまま進む。
299をそのまま飯能駅まで進むしか道はない。と思っていたが、橋を渡っている途中にサイクリングロードを発見したので即突入!道が伸びている先に飯能の山が見えているからたぶん大丈夫だろう。とここからはナビを切断。今までありがとうグーグルの音声さん。
途中で入間川CRを走っている事に気づく。正式名称は確か川越なんちゃら自転車道だったような。そういえば昔ナベキチさんや誰かに飯能からの帰り道に引いてもらったのを思い出した。
あの時は仲の良かったローディーも今では…なんてセンチメンタルな事は思わなかった。出逢いと別れはいつも突然なんだ。仲良くしたい人とだけ仲良くするのが僕です。
川が湾曲している部分で若干飯能から逸れてしまうので早めに299沿いに復帰。後で調べたらもう少しCRで真っ直ぐ進めたみたいだ。けど飯能の路地裏の道も中々良かった。朝早くて人も交通量も少なかったからそう思ったのかもしれないけれど、住宅街の道は地元に似ていてなんだか走りやすい気持ち。
早めに県道に復帰したので朝食の店探し。すき家狭山店を発見したのだけれど、ロードバイクに鍵をしてガーミンを取り外してドアへ向かうと施錠されている。えー!?なんでー!?と看板を確認するも24時間営業。店員さんー?とノックをしてみるが反応無し。とそこで気づく張り紙。
ちーん。朝ご飯が食べられない事よりも、従業員不足なのかなぁ?と考えてしまい少しテンションが下がった。けどこれで働いてる人の負担が軽くなってるならこれでいいじゃないか〜。24時間営業とか〜、と書き出すと浅い事しか書けないからやめておく。